VOL.3_株式会社ごとう製革所 | 兵庫県たつの市

天然皮革の一大産地として知られる、兵庫県たつの市。
播磨の地に根付いた皮革産業は、戦国時代の武具づくりに端を発し、時代とともにその用途を変えながら、今日まで脈々と受け継がれてきた。大小さまざまなタンナーが集積するこの地域には、いまも200を超える工場が存在すると言われている。

今回国内の原料に拘り和牛レザーの開発にご協力いただいた「ごとう製革所」に伺いお話しをお聞きしました。

国内トップクラスの評価を受けるタンナー、ごとう製革所の強みは、革本来の本質を見極める力で素材選定から仕上げまで一貫して「革の個性」と向き合う姿勢にある。
特に和牛レザーは、繊維がきめ細かく、密度が高い。その反面、硬さが出やすく、衣料用途として扱うには高度な調整が求められる素材でもある。

「難しいとは思っていないんです。どうすれば活かせるかを考えるだけ。」

そう語るのは、代表の後藤富男さん。
30歳まで植木職人として異業種で経験を積んだ後、タンナーの世界へ転身。以来、十数年にわたり、革と向き合い続けてきた。

毎月のように新しいサンプルを作り、そのすべてをデータとして蓄積する。
過去の失敗も成功も、すべてが次の革づくりの引き出しになる。
だからこそ、どんな要望に対しても「どう仕上げるか」の答えが即座に導き出されるのだ。

市場に流通する多くのレザーは、表面に顔料を吹き付け、均一な表情に整えられている。
一方、ごとう製革所が得意とするのは、染め上げたままの素上げ革、いわば“すっぴん”の状態。

「素上げが一番ごまかしが効かない。」

後藤さんはそう話す。
表面を覆わないからこそ、革そのものの質、なめしの技術、仕上げの精度が、そのまま触感に表れる。
最初に触れた瞬間に感じるしっとり感、芯のあるコシ。
それは、長年革と向き合ってきたタンナーの手仕事の積み重ねだ。


0 STOCK TOKYOが大切にしているのは、使い捨てではなく、長く寄り添えるものづくり。着込むことで表情を変え、持ち主の時間を刻んでいく素材であること。

丈夫でありながら、肌になじみ、時間とともに深みを増していく。

メイド・イン・ジャパンの背景には、こうした技術と日々向き合う職人の姿があります。
0 STOCK TOKYOのプロダクトは、その積み重ねの上に成り立っています。


ごとう製革所の皆様、貴重なお時間を本当に有難うございました。
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株式会社ごとう製革所
〒679-4143
兵庫県たつの市損保町東用97-2